このミステリーがすごい!1位:その女アレックス – ピエール ルメートル (著)、橘 明美 (翻訳)
こんにちは。mokemokeです。
俺は割とミステリー小説が好きでして、結構読むので
せっかくなので感想をば。
その女アレックス
ピエール ルメートル (著)、 橘 明美 (翻訳)
・宝島社のムック「このミステリーがすごい!2015」の海外部門第1位
・「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第1位
・『ハヤカワ ミステリマガジン』「ミステリが読みたい!」海外編第1位
・「IN☆POCKET文庫翻訳ミステリー・ベスト10」第1位、
・英国「英国推理作家協会 インターナショナル・ダガー賞」を受賞
・フランス「リーヴル・ド・ポッシュ読書賞」を受賞
と、なんだか本屋さんでものすごいプッシュされていたので買ってみました。
感想としては、
被害者と加害者の境界が曖昧になり、悪とは一体何なのか?
って感じで考えさせられる作品でありました。
俺がミステリーに求めているのは、最後の最後で驚かされる仕組みー
ドッキリのようなものを求めているので、そういう意味では裏切られました。
どんでん返しがあるなんてどこにも書いてなかったですしおすし。
個人的に思ったのは
・グロい
・後出しズルくない?
という感想でした。
面白かったのは面白かったんですが、ミステリーにおける過剰なグロさって
読者の思考をグロさに引きつけて、別のトリックを隠す様なものだと思っていたので
なんとなく肌に合わない感じでした。笑
いつもはストーリーとかに引き込まれると、1〜3日ぐらいで本を読み終わるのですが
この作品は2週間ぐらいかかりました。最初がキツかったですね・・・
過激な表現に耐性のある方はもっと楽しめるかも知れません。
大どんでん返し、といえば
「殺戮にいたる病 / 我孫子武丸」
が読んでて一番驚きました。
こういう本の書き方を叙述トリックと言うらしいのですが、
最後の最後でまた頭から読み直したくなるという・・・・・
これ以上面白かったミステリーはなかったのでおススメです。
叙述トリックの名作と言えば、イニシエーション・ラブも今度映画化されますね。
叙述トリックはその名の通り、文字だからこそ出来るトリックなので
映画化に際してどう表現するのか気になります。
たまにはコーヒーを読みながら読書でもいかがでしょうか。
———————————————–
最新情報がすぐ伝わるメルマガはこちら。お名前はHNで結構ですよ!
⇒メルマガ登録フォームへ。